この病気は単一の疾患ではありません。全身に炎症が生じる全身型と炎症の主病変が関節である関節型とでは病因・病態が異なると考えられています。どの病型であっても、免疫反応、環境暴露(感染症がほとんど)、遺伝的因子により発症すると考えられています。しかし詳しい原因は不明です。
関節炎の炎症病態の形成に、炎症性サイトカイン(IL-1b、IL-6、TNF-a)が重要な役割を果たしていることがわかっています。特に全身型ではIL-6とIL-1bが、関節型にはTNF-aが関わっていることが報告されています。
また全身型にはマクロファージの活性化が関わっています。
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