調査・研究事業

調査・研究事業

日本リウマチ財団は、設立当初よりリウマチ性疾患の独創的な調査、研究に意欲的に従事する研究へ資金の助成や、独創的な課題に取り込み、自然科学の発展に大きく寄与した研究へ医学賞の授与を行っています。
またリウマチ専門職として、継続的にリウマチ性疾患に対する医療・ケアの向上や、リウマチ性疾患に悩む患者さんに対して、永年に亘る医学的又は社会的救済活動を通じ、著しく貢献のあった医療従事者や団体を表彰してその功績を讃えています。

日本リウマチ財団リウマチ医学賞

リウマチ性疾患の病因、発生機序、あるいは画期的治療等に関する独創的な課題に取り組み、自然科学の発展に大きく寄与した研究を顕彰しています。なお本賞は、ノバルティス・リウマチ医学賞を継承するものです。

ノバルティス・リウマチ医学賞(平成2年度から令和5年度まで)

ノバルティス ファーマ社の協力により、リウマチ性疾患の病因、発生機序、あるいは画期的治療等に関する独創的な課題に取り組み、自然科学の発展に大きく寄与した研究を顕彰し、33名の受賞者を表彰してきました。

塩川美奈子・膠原病研究奨励賞

本賞は、膠原病と闘い、膠原病に苦しみ、薬石効なく亡くなられた故塩川美奈子様ご本人およびご遺族の意向により設けられたもので、平成26年度を初年に膠原病の病因、診断・治療、予防・疫学等に関する独創的な学術調査研究に、意欲的に従事する研究者に贈られるものです。

リウマチ性疾患調査・研究助成

リウマチ対策の根幹は、調査・研究の推進にあります。当財団では、リウマチ性疾患の病因、診断・治療、予防・疫学に関する調査研究を課題として、全国医(医・歯・薬)科大学長等が推薦し、審査で選ばれた独創的な調査・研究に意欲的に従事する研究者に、調査研究助成をしています。

日本リウマチ財団リウマチ福祉賞

財団の発足当初から、リウマチ性疾患の学術調査研究等、学問的な調査研究の功労者についてはこれを顕彰する制度を持っていましたが、社会福祉的な面からのリウマチ対策推進の取り組みに対しては、これを顕彰する制度がなかったことが本制度制定の背景にあり、リウマチ性疾患に悩む患者に対して、永年に亘る医学的又は社会的救済活動を通じて、著しく貢献のあった個人又は団体を表彰することを目的とした賞です。

日本リウマチ財団リウマチ専門職表彰

リウマチ性疾患に関わるリウマチ専門職で継続的にリウマチ性疾患に対する医療・ケアの向上に大きく貢献した者を讃えるとともに、その功績を積極的に社会・国民に発信することを目的として、看護師、薬剤師、理学・作業療法士各1名を対象とした日本リウマチ財団リウマチ専門職表彰制度を設置しました。

柏崎リウマチ教育賞(平成10年度から平成29年度まで)

本賞創設者の故柏崎禎夫先生は、臨床リウマチ学の権威で、多くの医師を指導、育成され、また優れた医学教科書の数々を世に出された方です。日本においてリウマチ学の教育に対する評価があまりに小さいことをなげいておられ、その遺産の一部を資金として、リウマチの教育に功績のあった人に毎年、賞を授与するようにと遺言され、本賞が設けられました。

三浦記念リウマチ学術研究賞受賞者 (平成2年度から令和元年度まで)

本賞は、ご自身がリウマチ患者さんであった三浦ふさ子さん(故人)からの寄付金を基金に、平成2年度から始まった制度です。当時、財団の運営委員会委員であった吉野槇一先生(日本医科大学名誉教授)が三浦さんの主治医であった縁からこの学術研究賞が誕生しました。