平成22年度

三浦記念リウマチ学術研究賞

 本賞は、ご自身がリウマチ患者さんであった三浦ふさ子さん(故人)からの寄付金を基金に、リウマチ性疾患に関する独創的な調査研究を行っている研究者に贈られるものです。

 6月6日、東京・丸ビルホールで開催の「リウマチ月間リウマチ講演会」で授賞式を行いました。


受賞者の研究題目と功績

【平成22年度 三浦記念リウマチ学術研究賞授賞者】

氏名

所属

研究題目

西城 忍

千葉大学真菌医学研究センター
特任准教授

C型レクチンによる自己免疫疾患発症制御機構の解明

 

リウマチ性疾患調査・研究助成

 

 リウマチ対策の根幹は、調査・研究の推進にあります。当財団では、リウマチ性疾患の病因、診断・治療、予防・疫学に関する調査研究を課題として、全国医(医・歯)科大学長等が推薦し、審査で選ばれた独創的な調査・研究に意欲的に従事する研究者に、調査研究助成をしています。

 平成22年度は36名の申請者の中から次の12名(三浦記念1名)が選ばれました。助成金は各100万円。

【平成22年度  リウマチ性疾患調査・研究助成者】

氏名

所属

研究題目

石井 直人

東北大学大学院医学系研究科
教授

腸管免疫寛容維持機構におけるMHCクラスⅡ分子の役割

岩井 秀之

東京医科歯科大学膠原病・リウマチ内科
GCOE特任講師

新規細胞表面分子TREM1リガンド及び細胞周期阻害による新規関節炎治療法の開発

佐藤 隆司 北里大学医療衛生学部
血液学
助教
低酸素暴露が肺動脈性高血圧症を誘導するメカニズムの解析
嶋 良仁 大阪大学大学院医学系研究科呼吸器免疫アレルギー内科
助教
全身性強皮症に対するVesmeter 評価の安全性、有益性の証明
須藤  明 千葉大学大学院医学研究院
助教
強皮症特異的microRNAによるIL-21受容体発現制御機構の解明
住田 孝之 筑波大学大学院人間総合科学研究科疾患制御医学専攻臨床免疫学
教授
シェーグレン症候群発症の分子機構と制御
田中 栄 東京大学医学部附属病院
整形外科
准教授
次世代シーケンサーを用いた関節リウマチ発症メカニズムにおけるエピジェネティック制御の解明
中佐 智幸 広島大学病院
助教
関節炎による関節破壊に対する末梢血由来のfibrocyte を用いた組織再生
西奥 剛 福岡大学薬学部
薬学疾患管理学講座
助教
関節リウマチの炎症・骨破壊におけるシクロフィリンA-CD147シグナル分子病態機構
湯川 宗之助 産業医科大学医学部第一内科学講座
大学院
関節リウマチ病態におけるマスト細胞のJak-Stat経路を介したIL-17A産生機構の解明 -Jak阻害剤(CP-690,550)のマスト細胞に対する新規作用機序の解明-

吉見 竜介

横浜市立大学医学部
免疫・血液・呼吸器内科学
特任助教

全身性エリテマトーデスにおける自己抗原TRIM21の役割

(50音順)

 

 


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