関節リウマチ

 

この病気はどのような症状がおこりますか?

 

 

関節リウマチの症状には、関節の症状と関節以外の症状があります。

手指(指の付け根=中手指節関節、指先から二番目=近位指節関節)、足趾、手首の関節の痛みと腫れが数週間から数か月の間に徐々に起こります。触れると熱感があることもあります。肘や膝の関節にも痛みと腫れがみられます。

関節の痛みは最初一つあるいは少数の関節から始まりますが、長い間には左右の同じ部位の関節に起こることになります。

関節の腫れるのには複数の原因が考えられます。関節液が貯まることも原因になりますし、関節を包んでいる組織に炎症が起こって滑膜が増えるためで起こることもあります。また変形が進むと、それが腫れのようにみえることもあります。

関節を動かし始めるときにこわばって、なんとなく動かしにくく、使っているうちにだんだん楽に動かせるようになります。朝、起きたときに最も強く感じるので「朝のこわばり」とよばれます。昼寝をしたり、長い時間椅子に坐っているなど関節を動かさないでおいた後にもこわばりはみられます。関節リウマチでは朝のこわばりの時間が長いほど病気が活動的であると言われてきました。

関節痛は、よくなったり、悪くなったりをくり返しながら慢性の経過をたどりますが、なかには、数か月で完全に治ってしまう人もいます。

症状は天候に左右されることが多く、暖く晴れた天気が続くときは軽く、天気が崩れ出す前や雨の日、寒い日には痛みが強くなります。夏でもエアコン冷房の風が直接関節部にあたることなどで関節痛が強くなります。

病気が進行すると、関節の骨や軟骨が破壊されて関節の変形が起こり、関節を動かせる範囲が狭くなります。

手指が小指側に曲がる尺側偏位、足の親指が外側に曲がる外反母趾、膝や肘が十分に伸ばせなくなる屈曲拘縮などがみられます。

頭を支えている頸(くび)の関節が侵されてずれやすくなる(環軸関節亜脱臼)と後頭部が痛んだり、手の力が入りにくくなったりしびれたりします。

全身症状として、疲れやすさ、脱力感、体重減少、食欲低下がみられます。

肘の外側、後頭部、腰骨の上など圧迫が加わりやすい部位の皮下にしこりを生じることがあります。皮下結節とよばれています。

胸部エックス線写真をとると胸水がたまったり、肺の下部に肺線維症とよばれる影がみられることがあります。

涙や唾液が出にくくなるシェーグレン症候群がみられることもあります。

心臓、肺、消化管、皮膚などに血管炎が起こり、発熱や心筋梗塞、肺臓炎、腸梗塞などの症状をひきおこす悪性関節リウマチは、厚生省の特定疾患の一つに指定されています。治療費の自己負担分が公費で補助されます。



   
   
   
 

 

【情報更新】平成28年9月

 

 

 

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