膠原病・リウマチ患者さんのための新型コロナウイルスについてのQ&A |
令和3年4月2日 掲載 |
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リウマチ性多発筋痛症発症2年弱になります。プレドニゾロンを現在服用中です。
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プレドニンを大量投与(1mg/kg以上)していない限りワクチンの効果はあると考えられます。これはプレドニン服用中の患者さんにインフルエンザワクチン接種などの例からウイルスに対して抗体産生が起こるからで、コロナワクチン自身での治験データはありません。一方これは生ワクチンではないので、プレドニンを服用しているためにワクチン接種で問題が起こるとは考えにくいですし、また危険なことが起こったという報告もありません。
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新型コロナウイルスは、2週間の潜伏期間があり、2週間待機しなければならないと聞きましたが、膠原病の人はかかったらすぐに症状がでるとも聞きました。膠原病の人でも2週間後に発症するということはありえますか? |
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膠原病であるから早く発症するというようなエビデンスはありません。普通の方と変わりありません。 |
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令和3年3月6日 掲載 |
4年程前から強直性脊椎炎を患い、非ステロイド抗炎症薬を服用していたところ、新たに昨年10月から皮膚血管炎を患い、プレドニゾロンを服用するようになりました。
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新型コロナウイルスがリウマチの患者さんでうつりやすいかどうかについては、現在までのところ(2021年3月)特にリウマチ患者で新型コロナウイルス感染が多いという報告はありません。一方で家族内感染は2倍であるという報告もあります。いずれにしても極端にうつりやすいとは考えにくく、もともとの病気の治療を考えれば今までのお薬をそのまま続けることが最善だと思います。新型コロナウイルスワクチンのリウマチの患者さんへの効果についてはデータがまだありません。しかし今のところリウマチの患者さんでワクチン接種の副作用が高くなるという報告はありません。 |
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リツキサンの投与中は抗体が出来ないので、コロナワクチン接種は無意味ですか? |
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リツキサンによる新型コロナウイルスワクチンについての情報はまだ不十分です。免疫には液性免疫と細胞性免疫があり、ワクチンはこの両者を刺激します。一方リツキサンが抑えるのはこの液性免疫です。インフルエンザの場合であれば、たしかに液性免疫である抗体価の上昇はあまりありませんが、細胞免疫の働きが残っているために完全に抵抗力がないわけではありません。このことを考えると、コロナの場合もワクチン接種が無意味ではないと考えます。 |
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10年来、抗核抗体高値が続いています。コロナワクチンの接種により自己免疫性疾患の誘発に繋がる恐れはありますでしょうか。 |
核抗体価が高い方がワクチンを接種した時に自己免疫疾患を誘発するかどうかについての長期的検討はされていませんので、現時点では明確な回答はできませんが、今までにそうした事実があったという報告はありません。これは今までのインフルエンザワクチンでもなかったことです。一方でインフルエンザなどコロナウイルス感染後に関節リウマチなど膠原病疾患が増えるという研究はあります。 | |
令和3年2月24日 掲載 |
シェーグレン症候群で通院中です。症状は目、口の分泌物減少のみですが、採血でのリウマチの値は高めです。コロナウイルスのワクチンは打っても大丈夫でしょうか? |
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リウマチ因子(RF)が陽性だからといって、ワクチン接種ができないことはありません。 |
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混合性結合組織病(MCTD)と橋本病があります。
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アナフィラキシーに何度かなった方には、ワクチン接種は薦められません。希望される場合はかかりつけの先生にご相談ください。 |
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コロナワクチンの副反応として稀に自己免疫疾患の発現が見られるという項目がありますが、 |
新型コロナウイルスの場合がどうかは未だデータなく、わかりません。今後のデータをみていくしかありませんが、一般にワクチン接種によって自己免疫疾患患者の活動性があがるとか、既往歴がある方が再燃するというデータはありません。 | |
令和3年2月17日 掲載 |
昨年6月関節リウマチと診断され、免疫抑制剤を処方されました。
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あなたのように多くの専門家も当初は関節リウマチの治療を受けている患者さんは新型コロナウイルスにかかりやすいのではないかと心配してきました。しかしこれまでいろいろな報告がありますが、免疫抑制剤を飲んでいる関節リウマチの患者さんが特に新型コロナウイルスにかかりやすい、また重症化しやすいという報告は出ていません。日本でまとめている報告でも、一般の人たちとほぼ同等の頻度です。安心して治療を優先にされた方が良いと思います。
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関節リウマチが寛解状態で8年位になりますが、コロナワクチン接種が引き金になって、再発する心配はないでしょうか。 |
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関節リウマチが新型コロナウイルスで再発したという報告はいまのところありません |
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甲状腺癌の手術をして機能低下症になっていて、内服薬も服用しています。それに加えシェーングレン症候群で、プレドニンやメトトレキセートも服用中です。医療従事者でもありコロナワクチン推奨されておりますが、接種可能ですか? |
あなたが過去のワクチンで強いアレルギー反応を起こした場合には主治医にご相談ください。そうでない限り接種の危険性は一般の方と同じですが、一般の方に比べて抗体ができにくいかもしれません。 | |
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関節リウマチで肺気腫になりました。 |
あなたが過去のワクチンで強いアレルギー反応を起こした場合には主治医にご相談ください。そうでない限りは接種の危険性は一般の方と同じです。一方肺気腫を含めて、肺の病気を持っている方は新型コロナにかかると一般の方に比べて死亡するリスクは高くなります。 | |
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4年前よりリウマチ患者であり医療従事者です。
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あなたが過去のワクチンで強いアレルギー反応を起こした場合には主治医にご相談ください。そうでない限りは接種の危険性は一般の方と同じです。一般の方に比べて抗体ができにくいかもしれません。いつ打つべきかの明確なエビデンスはありませんが同時に打つことはお勧めしません。 | |
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現在関節リウマチで免疫抑制剤二種類とJAK阻害薬を併用し内服中です。医療従事者からコロナワクチン接種が始まりますが、接種しても問題ないのか?また、メリット、デメリットについて教えてください。
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免疫抑制剤、JaK阻害薬をはじめ、全てのリウマチ治療薬について、新型コロナワクチンの接種に対す制限はありません。ただワクチンによる抗体の産生が弱い可能性はあります。しかしそのことを心配して内服薬を中止したり、注射をやめたりする必要はありません。 | |
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令和3年2月5日 掲載 |
現在、リウマチ性多発筋痛症の治療2年目です。新型コロナワクチンは何種類かあるようですが、仮に接種指定されたワクチンが生ワクチンだった場合、影響はありますか? |
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現在準備されているワクチンはmRNAワクチン(ファイザー、モデルナ)、ウイルスベクターワクチン(アストラゼネカ)でいずれも生ワクチンではありません。また日本では阪大がDNAワクチンを作っていますが、いずれも生ワクチンではありません。
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関節リウマチと橋本病があります。関節リウマチの方は、症状が落ちついている為、休薬中ですが、橋本病の方は、病状が進行してしまい、昨年12月半ばより、メルカゾールを1日6錠内服しています。先日の血液検査では、TSHは、0.008以下。FT4は、2.7以上でした。亢進状態が落ち付けば、甲状腺機能低下症になる可能性が高いと医師に言われています。この様な状態で、今後、コロナワクチン接種を受けても良いのかどうか不安です。また、受けたとしても、大丈夫でしょうか?
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甲状腺機能異常が入院治療をしているようなよほど極端な状態でない限りはワクチン接種は問題ないと思います。主治医にご相談ください。 |
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関節リウマチでメトトレキサートを服用しています。
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メトトレキサートを服用していると、インフルエンザワクチンや肺炎ワクチンでは効果はあるとする論文と、作られる抗体がやや低くなる(十分効果がでない)とする論文はあります。ただ副作用が特に多くなるわけではなく接種は推奨されています。新型コロナウイルスの場合も十分免疫ができない可能性があるかもしれませんが、まだよくわかっていません。いずれにせよメトトレキサートを服用していても新型コロナワクチンを接種することは可能です。
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70歳以上リウマチ罹患者です。服薬の中にはサムチレールも含まれていますがコロナワクチン注射をするに際して、副作用は出ないでしょうか? |
サムチレール服用者でとくにワクチンの副作用が増えるというデータはいまのところありません。また本ワクチンは、万が一新型コロナウイルスに感染した場合、重症化を軽減する可能性が示されています。特に本患者様のように70歳以上で糖尿病を併発されている高リスク患者様は重症化率が高くなりますので、一般的には接種が推奨されています。しかしながら、人によって重症化リスクは異なり、薬剤による副作用の発現の仕方も様々ですので、主治医とよく相談したうえで接種の可否を判断してください。 | |
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このワクチンは、生ワクチンと不活化ワクチンの中間だと聞いています。
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現時点で国内において接種可能な新型コロナウイルスワクチンは、従来の「生ワクチン」や「不活化ワクチン」とは異なる「メッセンジャーRNAワクチン」と「ウイルスベクターワクチン」の2種類があります。 メッセンジャーRNAワクチンは、投与された遺伝情報をもとに体内でウイルスのタンパク質を作り、そのタンパク質に対する抗体が作られることでウイルスに対する免疫ができます。 ウイルスベクターワクチンはウイルスのRNAの一部をアデノウイルスベクターという運び手に組み込んで化学的に合成したもので、ベクターは細胞内にウイルスRNAを運びウイルス蛋白を産生させ、免疫反応を引き起こすとされています。 新型コロナウイルスワクチンは、万が一新型コロナウイルスに感染した場合、重症化を軽減する可能性が示されています。特に高齢者や免疫疾患などをもつ高リスク患者様は重症化率が高くなりますので、接種が推奨されています。リウマチが免疫異常の病気であるからワクチンで重症化しないかどうかについて、今までインフルエンザや肺炎球菌ワクチンではそのような例は認められていません。ただしリウマチ等の疾患活動性が高いときにはワクチン接種は推奨されず、できれば病気が安定している時期が望ましいと考えられています。 現在の患者様の状況により、ワクチンがもともとの病気を悪化させるかどうかはわかっていませんので、主治医とよく相談したうえで接種の可否を判断してください。 |
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令和3年1月27日 掲載 |
リウマチ治療薬はサイトカインストームを抑制する薬や注射ですが、コロナに感染した場合、飲んでいる人と飲んでない人でサイトカインストームを起こしやすいか差がありますか。
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今回のコロナウイルス(COVID-19)は、肺の細胞に感染してその細胞内で増殖し、様々な血液の細胞などに働きかけて炎症性サイトカイン(IL-6、TNFαなど)を過剰に産生させ、サイトカインストームとも呼ばれる急性呼吸窮迫症候群(ARDS)という重症肺炎を引き起こします。特にIL-6の過剰産生が深く関与していることがわかってきましたので、IL-6を抑制するトシリズマブやサリルマブといった薬剤がこれらの肺炎に有効であると考えられます。 |
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現在、全身性エリテマトーデスで治療中です。病院で勤務しています。医療従事者なのでワクチンの優先接種対象者ですが、一方、患者でもあるということで、今回ワクチン接種をする方がいいのか、しない方がいいのか、ご教示いただけますでしょうか。
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ワクチンに関する情報は、効果、副作用とも日々更新されています。実際に接種できる時の情報に沿って判断することが最善となります。生ワクチンではないので、基礎疾患によって接種不可となることは少ないと考えられます。現時点ではこれまでの数千万人の接種状況から、高い効果が期待され有害事象の絶対値も他のワクチンと比較して特筆して高いとは考えられていません。今の時点では接種するつもりでいて、実際にワクチンを受ける時点の情報で最終的に判断する事が勧められます。 | |
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関節リウマチの治療(生物学的製剤(エタネルセプト(エンブレル)、インフリキシマブ(レミケード)、トシリズマブ(アクテムラ)、アバタセプト(オレンシア)など)、メトトレキサート(リウマトレックス)、ステロイド剤(プレドニゾロン、メチルプレドニゾロンなど)、タクロリムス(プログラフ)、Jak阻害薬(トファシチニブ(ゼルヤンツ)、バリシチニブ(オルミエント)、ペフィシチニブ(スマイラフ)など)をしていると新型コロナウイルスにかかりやすいですか?
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これらの薬剤はいずれも免疫を抑える、免疫抑制薬です。免疫を抑えることで病気をコントロールしますが、一方で身体の抵抗力を落とす薬でもあります。これらを服用、注射している人が特に新型コロナウイルスにかかりやすいという直接のエビデンス(証拠)はまだありません。 そもそもかかりやすさは一定量のウイルスに接触すれば誰でも同じですが、免疫という抵抗力が弱まっているので、ウイルスが体内で広がりやすいかもしれません。しかしその免疫低下の程度がどれくらいかというと、強い抗がん剤の治療をしている人たちの免疫力の低下に比べればごく弱いものです。心配されていることは感染を怖がって薬を飲むのをやめてしまったり減らしてしまった結果、病気自身が悪くなることで、その状態で新型コロナウイルスにかかると最悪の状態になり、回復困難になってしまいます。ですから新型コロナウイルスが流行っていても、今処方されている薬は必ず今まで通り続けるようにしてください。
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生物学的製剤、メトトレキサート、プレドニゾロンなどの量が少ない方が新型コロナウイルスにかかりにくいのではないですか?
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確かに投与量が少ない方が免疫力の低下が弱くなるため新型コロナウイルスやインフルエンザウイルス等による感染にかかりにくくなると考えられます。しかしその量がどれくらいなら安全なのかの判断基準はありません。少なくとも、免疫抑制剤を服用されていない方に比べ少しでも服用されている方の方がそのリスクは高いと考えられます。しかしながら、病気が安定していてコントロールされている人の薬の量(維持量)を自己判断により減らしてしまいますと免疫の低下が軽くなること以上に病気が悪くなる危険性が大きいと考えられますから、医師に相談しないで減量することは大変危険です。
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どの薬が免疫力の低下を強くおこしますか? |
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免疫力の低下について薬同士を比較して、どの薬の何錠が別の薬の何錠に相当するというようなデータはありません。免疫力といってもいろいろな成分、要素から構成されていて、これらを単純に比較することは難しいのです。 | ||
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リウマチの治療(生物学的製剤、メトトレキサート、プレドニゾロンなど)をしていると新型コロナウイルスの肺炎が重症化しますか?
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これまでの報告では、生物学的製剤を含めたリウマチ治療中でも特に重症化が起こりやすいわけではないようです。しかし、これについてもまだ十分な根拠があるとは言えません。一般的な予防対策はきちんとすることが必要です。
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トシリズマブ(アクテムラ)が新型コロナウイルスの重症肺炎の治療に使われるといいますが、トシリズマブを注射しているとコロナ肺炎にならないのですか?
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トシリズマブは新型コロナウイルスで起こるサイトカインストーム(炎症惹起物質の爆発的産生)という重症の状態に効果があるとされています。しかし新型コロナウイルスにかかりにくくなるわけではありません。またトシリズマブを使っているから重症化しないというデータも出てはいません。
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ブシラミン(リマチル)、サラゾスルファピリジン(アザルフィジン)、ヒドロキシクロロキン(プラケニル)、イグラチモド(ケアラム)を服用しています。これらの薬を服用すると免疫の力は低下しますか?
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これらの薬剤による免疫力の低下はステロイドや生物学的製剤、メトトレキサート、タクロリムスなどに比べると小さく、あまり心配されなくてよいと思います。
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ヒドロキシクロロキン(プラケニル)は新型コロナウイルスに効くと聞きましたが。 |
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当初そのような論文が一流医学誌に載りましたが現在は削除されています。その後の多くの論文が、この薬剤には効果がないとの結論となりつつあります。また、心臓への悪影響も報告されており、ヒドロキシクロロキンを新型コロナウイルスの治療として現在は使われなくなってきています。
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ジクロフェナクナトリウム(ボルタレン)やロキソプロフェンナトリウム(ロキソニン)、アセトアミノフェン(カロナール)などの鎮痛解熱薬は免疫の力を低下させますか?
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これらの薬剤(非ステロイド系消炎剤など)による免疫力の低下はほぼありませんが、新型コロナウイルスにかかり、重症になった場合は、肝臓や腎臓も悪くなりますので、これら薬剤により一層、腎臓、肝臓の悪化の懸念から使用しないのが一般的です。
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関節リウマチの患者が新型コロナウイルスにかかったときには症状や治療法が変わりますか?
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トシリズマブ(アクテムラ)やサリルマブ(ケブザラ)、ステロイド(プレドニゾロンなど)を使っている人では発熱や咳、痰などの症状が出にくいことがありますので注意が必要です。また非ステロイド系消炎剤使用でも発熱が抑えられる可能性もあり、さらに腎臓や肝障害が起きることもあります。 関節リウマチの患者さんが新型コロナウイルスにかかった場合は、免疫抑制の作用のある抗リウマチ薬(MTX、生物学的製剤、JAK阻害剤を含む)は一般には休薬することが勧められますが、確定的でないので、最終的には患者さんと担当医が相談して決めざるを得ません。ステロイドの急な休薬はかえって症状の悪化や中断による症状がでますので、継続しますが、その服用量は主治医と相談して下さい。
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発熱や咳が出て新型コロナウイルス感染が心配なときはどこにかかればよいですか? | ||
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新型コロナを心配される場合には、発熱外来、新型コロナ専門外来にかかることでPCRなどの検査を受けることができます。しかし熱が出たからといってみんな新型コロナウイルスではなく、そうではない別の病気の可能性も考えなければいけません。よくわからない場合は普段かかっているリウマチの専門医、登録医の先生に電話などで相談してその先生の指示に従うのが良いと思います。
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病院で新型コロナウイルスにうつることはありますか? |
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病院などの医療施設では新型コロナウイルス感染を疑われる発熱者などの患者は別扱いしているところが多く、外来の待合でも感染防止の工夫がされているところが増えています。 それでも心配な場合はオンライン診療や電話診療を受けることも可能です。各医療施設にご相談ください |
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オンライン診療でもよいのでしょうか? |
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現在のところ新型コロナウイルス禍の特例措置として、初診からのオンライン診療が認められています。オンライン診療では自宅から直接先生の診療を受けることで通院する間あるいは医療施設内での感染の危険はなくなりますからそうした意味では感染を防止できます。一方でオンライン診療では血液やレントゲン検査をすることはできませんが、症状が安定している方であればオンライン診療で先生とお話しすることで十分管理することは可能です。ただ毎回オンライン診療というわけにはいきません(通常は2回に1回は直接の診察が必要です)。 また、最近では厚労省及び関係機関で初診からのオンライン診療に関して、かかりつけの医師に限って恒久化することも議論されていますので、今後の国の方針が変わることも予想されます。 |
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免疫抑制剤を服用しているとワクチンを接種しても効果がありませんか? |
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インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンに関しては、今まで通りリウマチ治療の薬剤で多少免疫が低下するとしてもワクチン接種は受けたほうがよいでしょう。また、インフルエンザワクチンなどでアレルギーのある方は主治医にご相談ください。新型コロナウイルスのワクチンに関しては、新型コロナウイルスに効果が期待される複数のワクチンがアメリカで開発、市販され、日本にも導入されるところですが、その効果が実際にどれほどのものなのか、またどのような副作用が起こるのかはまだはっきりしていません。わかり次第発表しますが、新型コロナウイルスワクチンが利用できる際の接種については必ず主治医にも相談してください。 |
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免疫抑制剤を服用しているとPCR検査や抗原検査の結果が変わってくることはありますか? |
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免疫抑制剤を服用していても、PCR検査や抗原検査の結果に影響することはありません。 |
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免疫抑制剤を服用していると抗体検査をした時に陰性になることはありませんか? |
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免疫抑制剤を服用していても、既に感染をして抗体をもっていれば、抗体検査は陽性になります。
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なお日本リウマチ学会では
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新型コロナウイルス(COVID-19)への対応について(患者様向け情報)
日本リウマチ学会が患者様向けに発信されています。参考にしてください。 |
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