リウマチQ&A
- Q.54RF定量200以上、CCP200以上、関節リウマチの診断ですが、2年前と数値は変わっていません。5年前から1年のある時期だけ痛む、年によって痛むところは違い、収まるので治療はしていません。今年は5ヶ月の間に痛むところは手、足、アキレス腱など多く場所が変化しています。リウマチで期間ごとに症状が収まることはありますか?膠原病科で他の膠原病の検査もしたほうがいいでしょうか。
関節リウマチで特に早期には周期的に症状がでることがあります。
炎症がなく、レントゲン検査でも関節リウマチの進行がなければ、治療は必要ないと考えられます。
可能であれば、念のため他の膠原病の検査(血液検査)もしていただいたほうがよいかと思われます。(令和4年8月)
- Q.55関節リウマチと高血圧は関係ありますか?
治療薬でステロイドを長期に使用したり、腎機能が悪化したりした場合は高血圧になることがありますが、関節リウマチとは直接的には関係ありません。
(令和5年2月)
- Q.56関節リウマチで治療していますが熱が下がりません。CRPも高くありません。そういうものなのでしょうか?
関節リウマチでは炎症が強いと発熱がみられることがありますが、通常はCRPが上昇します。高熱がでることはありません。発熱が続くようなら、何か別の原因がないか、主治医もしくは内科医にご相談いただいたほうがよいかと思われます。
(令和5年2月)
- Q.40眼科で栄養状態を見るという目的で血液検査を行ったところ、リウマトイド因子がかなり高く、ホームドクターに相談し、追加で抗CCP抗体を検査して頂きました。結果は陰性でした。特に、関節が痛むこともないので、様子見と言われました。 ホッとした反面、何故リウマトイド因子が高いのかわかりません。 どちらに相談して良いかもわかりません。
リウマトイド因子がなぜできるか(陽性になるか)、ということはまだわかっていません。喫煙者や歯周病のある方に陽性になることが多い、という成績はありますが、それがどういうメカニズムでリウマトイド因子ができるのかは不明です。リウマトイド因子は関節リウマチ患者に多く(約80%)見られることからこのような名前がつきましたが、他の膠原病(特にシェーグレン症候群)、ガンマグロブリンが増える他の病気(肝硬変など)でもしばしば見られます。したがって、リウマトイド因子が陽性ということと、関節リウマチという病気を持っている、ということとは一致しないことも多いのです。今回お問い合わせいただいた患者さんは、関節症状もなく、また、特に関節リウマチとより関連が深いとされる抗CCP抗体も陰性であることから、リウマトイド因子が陽性ですが関節リウマチではないと言えます。将来関節リウマチになるかもしれない、という不安もあるかもしれませんが、関節症状(関節の腫れや痛み)がなければ心配いりません。関節症状が出てから専門医を受診すれば良いと思います。しかし、先に述べたように、他の膠原病や、慢性肝臓病などガンマグロブリンが増加する病気がないか、などを検索する必要はあります。もし、それらも特に異常がない場合は、特に気にしないで通常の生活をされれば良いと思います。
(令和元年5月)
- Q.39血液検査でリウマトイド因子と抗CCP抗体の数値が高いけど、レントゲン、エコー検査では、関節リウマチはまだ発症してないということで経過観察の状態です。 義歯(総入れ歯)にしたいと考えていますが、 歯科治療で気を付けることはありますか? 抜歯で感染してリウマチが発症してしまう症例はありますか?
リウマチの発病に歯周病(歯槽膿漏)の存在が重要な要因となることが知られています。現在、まだ幸いに関節リウマチが発病してはいませんが、リウマトイド因子、抗CCP抗体がすでに陽性化していますので、今後関節リウマチが発病する可能性が懸念されます。
どのような治療計画で抜歯していくかは担当の歯科医と相談して決めて頂ければよろしいかと思います。また、通常は抜歯後に感染予防のために、数日間の抗菌剤投与が行われますので、抜歯後の感染は予防できますし、抜歯後に関節リウマチが発症することは一般的にありません。
なお、骨粗鬆症治療薬の服用あるいは注射されている場合は、抜歯などの歯科治療に際して、担当の歯科医に伝えておく必要があります。
また、歯科的トラブルは関節リウマチのみならず、心血管系などさまざまな病気と関連しますので、、歯や歯肉にトラブルがある場合は、歯科での治療と定期的チェックが必要であり、常に口腔衛生習慣が重要です。
(平成30年11月)
- Q.38リウマチ性多発筋痛症と診断され、ステロイド剤を飲み始めました。症状も良くなり始めました。この病気は他人にうつる事は無いのでしょうか?
うつるという報告はありませんのでご心配はいらないと思います。
(平成30年7月)
- Q.37対象とする病気:「線維筋痛症」について、 1,線維筋痛症は「リウマチ性疾患のひとつ」という理解で合っていますか? 2,線維筋痛症は「膠原病のひとつ」ということでしょうか?
1.線維筋痛症はリウマチ性疾患の一つに含まれます。リウマチ性疾患は、筋骨格系(関節、筋肉、腱など)に「痛み」と「こわばり」が主要な症状として自覚される疾患群をリウマチ性疾患と言われます。関節リウマチ以外に多数の病気が含まれます。線維筋痛症も身体の広範な部位(関節、筋肉痛、スジなど)に長期に痛みと「強いこわばり」がありますので、リウマチ性疾患に含まれます。
2.膠原病はリウマチ性疾患のうち、自己免疫反応(自己の身体の構成成分に対して、免疫反応が攻撃をかけること)によって、筋骨格系以外に皮膚、内部臓器などにも障害が起こる一連の病気の総称名です。線維筋痛症は症状は似ていますが自己免疫反応により起こる病気でははないことから、リウマチ性疾患のうちでも膠原病には含まれないのです。
(平成30年6月)
- Q.362013年に関節リウマチを発症し,アクテムラによる治療開始,2017年に第12胸椎圧迫骨折し,極度の骨粗しょう症と診断され,テリボン→フォルテオによる治療を開始しました。現在はアクテムラ2週に1回,フォルテオ毎日自己注射 1)同年齢で同様な治療を行った例があるか あるいはある場合どの年齢層で多いでしょうか? 2)同時治療で何かしらの副作用の発現があるか,重篤な副作用の発現例があるのか?
①フォルテオがステロイド性骨粗鬆症の治療ガイドラインの治療薬に推奨されているのでステロイドを使うことの多いリウマチ患者さんには少なからず併用されていると思いますが、実数に関しては公表されていないので不明です。
年齢層は、骨粗鬆症患者であるため高齢者に限られてくると思います。②リウマチによる骨粗鬆症の多くはアクテムラなどの生物学的製剤を使われることも多く、骨粗鬆症に対してフォルテオを併用されることも多いかと思いますが、併用における実数も不明でありまた、現時点では副作用の報告はありません。今後の検討が待たれるところであります。
(平成30年6月)
- Q.35関節リウマチと反応性関節炎は上位概念とその1つの種類という関係なのでしょうか。もしくは全く関係のない疾患なのでしょうか。もしくは似た症状の疾患なのでしょうか。
上位・下位のということではなく反応性関節炎と関節リウマチは別の疾患です。反応性関節炎は関節外の臓器で起きた感染症に合併する急性非化膿性関節炎であり一般には消化器または尿路感染に続発する関節炎です。関節リウマチの原因として感染症も考えられていますが、未だ病因はわかっていません。反応性関節炎ではリウマトイド因子は陰性ですが約半数はHLA-B27が陽性となり、通常先行する下痢などの消化器症状や尿路感染症状の1-4週目に急速に関節炎が発症します。慢性の経過を辿る関節リウマチとは発症様式も異なります。 (平成26年11月)
- Q.3410年くらい前に足首が腫れ、関節リウマチの治療をして寛解といわれました。でも2週間前くらいから左膝が腫れ炎症反応が高くなり抗生物質の点滴をしても下がりません。痛みも微熱も有ります。寛解といわれてもまた悪くなること(再燃)はあるのですか。
関節リウマチで症状がほどんどない状態を寛解と呼び、寛解を達成してそれを維持していくことがリウマチ治療の目標とされています。しかし、なかには今までは効いていた薬の効果が弱くなったり、また関節リウマチ自体の炎症が再び強くなったりして(再燃)寛解が維持できない場合もあります。現在の左ひざ関節の症状がリウマチのためなのかどうかは診察しないとわかりませんが、一般的にはリウマチが寛解していてもまた悪くなるというのは、しばしばみられる経過です。 (平成26年9月/平成29年12月更新)
- Q.41数ヶ月前から関節が痛くて痛くてたまらない。 どの病院へ行ったらよいか悩んでいる。 誰にも相談できずにいる。
すぐにリウマチの専門医・登録医のいる近くの病院をインターネットで検索して(自分でできなければ誰かできる人に)受診することをお勧めします。
- Q.4285歳の義母が二か月ほど前に関節リウマチと診断され治療を始めました。手や指、肘や肩の痛みの他に、足が重いのが気になると言います。常に水の中を歩いているように、一歩一歩がとても重いというのですが、それもリウマチの症状なのでしょうか。
リウマチの症状としても矛盾しませんが、リウマチ性多発筋痛症など他の疾患でももちろん認められる症状です。主治医の先生は専門的な知識から診断をしているはずですので、何か疑問があれば受診時に訪ねてみてはどうでしょうか。
- Q.43現在、関節リウマチの治療でメトレートを週に一回6錠飲んでいます。暫くは痛みもなく元気だったのですが、3〜4日くらいの間隔であちこちに痛みが出るようになりました。今は利き手の第三関節が熱感と痛みで握りづらくなっていて生活に少し支障をきたしています。 主治医からは私がステロイドを嫌ったため(以前はプレドニンを使用してきました医師の判断でやめても良いと言う事で現在は飲んでいません)もう少し様子をみましょう。変わったことがあれば連絡してきて下さいと言われていますが、変わったことと言うのは些細な事でも良いのでしょうか…。様子見と言われていて多少痛くとも痛み止めが効いてくれば、痛みはゼロにならないものの動かせないわけではないし…といつ連絡したら良いのかわかりません。 関節リウマチにおいて、この程度であれば連絡はいらない症状のライン、このような症状が出たら絶対に連絡して欲しいという目安があれば教えて頂きたいです。
主治医もしくは通院されている診療科に連絡したほうがよいのは、高熱や息苦しさなどがみられ、感染症が疑われる場合です。関節リウマチ自体としては、関節症状が明らかに増悪している場合ですが、目安としては痛み止めの効果が乏しい、痛みが耐え難い、痛み等で日常生活が困難になっている、などかと思われます。次回の受診日がいつか、にもよると思われます。また、主治医の先生のお考えもありますので、一度目伺ってみてもよいかもしれません。
(令和2年6月)
- Q.4472歳の母の件でご相談させてください。 関節リウマチと診断されて30年になり、その当時から冷気が辛いと言っています。 現在はオレンシア自己注射、リウマトレックス服用していますが、手足の指は変形しきったように見えます。 今一番辛いのが冷気の事で、夏のエアコンや、冬には窓からの冷気やドアからの隙間風などです。 室温28度、隙間テープ等で密閉した室内、エアコン未使用の状況でも辛いと言っており、夜も眠れず、冷気を我慢するだけの毎日でノイローゼになりそうだと泣き出します。 他の人には感じられない冷気なので、対処しようにも限界があります。母親のために何とかしてあげたいと色々冷気防止の策はしているのですが、効果はあまりないようです。 何か他の病気の可能性がありますか? 汗も毎日多量にかいていますが、主治医に相談してもこれといった解決策を聞くことはできませんでした。診療科、治療法など、教えていただきたいです。
お母さまが大変辛い思いをされておられる、著明な冷感ですが、関節リウマチ(RA)との関連で考える場合には、30年間も持続しているRAがあり、現在のリウマトレックス(MTX)とオレンシアの併用療法が必要であることから、これら薬剤が使えなかった頃はかなり活発なRAが続いていたものと思います。活発なRAが持続すると、RAアミロイド症が発症し、身体の様々なところにアミロイドタンパクが沈着し、沈着部所によってさまざまな症状がみられます。このRAアミロイド症の一つとして、自律神経へのアミロイド沈着が起こった場合には自律神経症状として冷感などが出現します。また、RAには時にシェーグレン症候群などの他の膠原病の併存があり、そのような場合は、膠原病の皮膚症状としての末梢循環障害による冷感がよくみられます。他の膠原病の併存がなくても、ごくまれにはRAそのものでも末梢循環障害がみれることがあります。
一方、RAや膠原病と関連ないものとして、何らかの原因による自律神経障害があり、その結果として末梢循環障害や皮膚の冷感が起こることもあります。
そこで、現在の担当医が内科系のリウマチ医なら上記についてご相談頂き、担当医が整形外科のリウマチ医なら内科のリウマチ医、あるいは自律神経の問題ですので脳神経内科医に相談されると良いと思います。また汗を大量にかくなどの症状はリウマチで一般的に診られる症状ではなく、他の疾患の可能性についても主治医に検討していただいた方がよいかもしれません。(令和2年6月)
- Q.45節々が痛いため近医に受診し、採血をしたところRF19でした。他CCP、炎症反応等々は正常です。先生からは抗リウマチ薬はいらないとのことでした。私はリウマチは早期発見早期治療が大事ですぐ薬を投与のイメージですが、この場合抗リウマチ薬は飲まなくていいのでしょうか?日常生活は関節の腫れ、強張りは全くなく夜もよく眠れていて、痛いのも痛くない時間の方が長いくらい不便なく過ごせています。 またリウマチになったらリウマチ専門に通ったほうがいいのか教えてください。リウマチ専門病院は少し遠いので、、整形外科でも大丈夫であればそちらで通院したいと思っています。
リウマトイド因子は関節リウマチでなくとも陽性になることがあり、高齢者では4-5人にひとりが陽性といわれています。また、典型的には関節リウマチでは、関節の痛みと腫れが持続し、熱感をもったりします。関節の痛みはリウマチ以外の様々な原因で起こるので、一度はリウマチ専門医に診てもらい、定期的に経過をみたほうがよいのか判断してもらったほうがよいと思います。もちろんお近くの整形外科の先生にまずはご相談いただいてもよろしいかと思います。
- Q.462年前に関節リウマチと診断され、現在サラゾスルファピリジン500㎎×2を処方。昨年から最初は左手だけ、現在は両手の握力が10未満、蓋を開けれない、親指を横に開けない、手をまっすぐに出来なくて指が浮いている状態です。包丁を持つのも力が入らないです。レントゲンでは軟骨の減りは少々。むくみもあります。装具の装着、注射も何回か受けましたがよくなりません。これ以上は、よくならないものでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
読ませていただいた内容からは、2018年に診断を受けられてから約2年で手指の変形がある程度進んでいらっしゃるようで、生活でのご苦労や精神的なご負担は相当強いと思いました。
まず、2年間で手指の変形が明らかに進行しているようであれば、薬による治療の強化(他の薬に変更、あるいは新しい薬に替える)が必要と考えます。担当医にご相談された方がよいかと思います。患者さんからはなかなか伝えにくいことですが、勇気を出して伝えてみてください!
一般的に手指の“痛み”に対しては装具療法や関節注射はとても有効ですが、“変形”に関しては改善を期待するものではありません。ただ、装具を使って行う日常生活動作は変形の進行を遅らせる意味はありますし、リハビリテーションでは軽度の変形ならば矯正する(指が浮いている状態を戻す)ことが可能かもしれません。
手指の手術を受けるという選択肢もあります。リウマチの手指の手術に関しては私の施設では積極的に行っていますが、患者さんによって満足度に差がある(手術をして”とてもよかった”から“しなければよかった”まで)ので、慎重な判断が必要です。また手術では、決して元通りの関節・指に戻すことが目標ではなく、新しい手指の形を手にいれる、と考えた方がよいと思います。
薬による治療や手術のどちらも、患者さんが思い立ったらすぐに担当医に伝えることが大切だと思います。関節リウマチによる関節変形は知らぬ間に進行していることが多いので、早め早めの対応が大切です。ご参考になれば幸いです。(令和2年10月)
- Q.47現在、ケブザラ治療を開始して4ヶ月経過しています。先月までは徐々に症状もよくなり、あともう少し良くなればというかんじでした。しかし、関節の痛みや腫れが復活し、自分でベッドから起き上がれるようになったものの、今ではリクライニングを使用、家のなかでの杖歩行も復活してしまいました。免疫抑制剤を使用していても、また症状は戻ってしまうのでしょうか?
治療を受けていて一旦良くなっても、症状が再燃してまた悪くなることはよくあります。その原因として、疾患自体の勢いが自然に強くなる場合や、ケブザラのような生物学的製剤では、製剤に対する「抗体」ができて製剤の効果が弱まる場合があります。その場合は、他の薬剤に変更するか、ケブザラを使用しながらステロイドやメトトレキサートなどの免疫抑制薬を併用(増量)すると改善することがありますので、主治医の先生にご相談されれば良いと思います。
(令和3年1月)
- Q.48関節リウマチは温めると痛むことがありますか?血液検査やレントゲンでは異常なし(好中球の割合のみ多い)ですが、一月ほど両手足の関節の痛みと若干の腫れ、動かしづらさがあります。圧痛はなく、動かしたときに時々痛みます。はじめの頃は1時間ほど朝のこわばりがありましたが、今は朝よりも、入浴後や身体が温まると痛みやこわばりが悪化するような気がします。
関節リウマチは全身性炎症性疾患ですので、一般的には温熱療法は有用とされています。温熱療法では局所の血流増加や血行促進効果があると報告されており、また疼痛による筋肉の異常な緊張を抑えると考えられています。ただし熱感や腫脹を伴う急性期症状を示す関節では逆効果(痛みが増す)の場合もあります。
患者さんによって関節の疼痛やこわばりの感じ方には違いもあり、服用している薬の作用時間との兼ね合いも影響している場合も考えられます。例えば副腎皮質ステロイド薬は朝に服用すると1日が問題なく過ごせる方がいらっしゃる一方で、夕食後に服用したほうが、翌朝の起床時からスムーズに動ける方もいます。日常生活のパターンや症状の出方などを含めて担当の先生にご相談してみてはいかがでしょうか?(令和3年5月)
- Q.49リウマトイド結節とはどのようなものですか?検査に現れないほどの発症初期にも出ますか?左右対称にできたり、耳の裏にできることはありますか?
リウマトイド結節は、関節リウマチ患者に見られる皮下の腫瘤性の病変で、代表的な部位は前腕の肘関節の近くにできます。その他、後頭部、仙骨部(お尻のあたり)、足の裏やかかと、手指の関節周囲など、圧迫を受けやすい場所にできると言われています。その他稀ですが、声帯にできると嗄声(声がかすれる)となることもあります。耳の後ろもできる可能性はあると思います。通常は活動性の高い患者で見られますが、まれに活動性のまだ低い初期の段階で見られることもあると言われていいます。リウマトイド結節ができる場合、関節以外の症状(目の強膜炎、心膜炎や胸膜炎、皮膚潰瘍など)を伴うことがありますので注意が必要です(このような場合、悪性関節リウマチといいます)。(令和3年7月)
- Q.50関節リウマチになり治療中ですが、だいぶ落ち着いています。しかし、生活の中で当たり前に出来ていたことがうまく出来なくなってしまいました。 痛みが収まってもうまくいきません(変形はないです)。字を書いたり、ハサミを使ったり、蓋を開けたり、運転時ハンドルを回したりするのが難しいです。 よくなる方法がありますか?こういった症状はよくあることで、続くものでしょうか?
関節リウマチのコントロールが良好で、かつ全く変形のない状態では、ご相談のような日常生活動作が困難となることは考えにくいです。自分では気づかない変形が既に始まっている、あるいは病気のコントロールが不十分なことによって症状が出ている可能性があります。また以前、病気の勢いが強かった時があれば、その際に関節破壊が若干出現し(変形と認識されるほどではない程度)、それによって手が使いにくい状況があることもあり得ます。担当医に日常生活動作でやりにくいことなどを伝え、必要に応じて薬物治療の強化、リハビリテーション、あるいは手術治療の必要性などをご相談されることをお勧めします。
(令和3年11月)
