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関節リウマチの原因は不明なので、関節リウマチの原因をとりのぞく根治療法は今のところ期待できません。しかし、メトトレキサートなどの抗リウマチ薬や生物学的製剤を積極的に使うことによって患者さんのQOLを維持し、寛解を導くことが治療の目標となってきました。
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現在はメトトレキサート(MTX)やバイオ医薬品(抗TNF製剤など)の使用により早期であればリウマチの進行を止めることが可能になりました。さらに今後新しい薬が次々と開発されていくと期待されています。 これらと炎症を抑える痛みをとる薬とを併用して関節リウマチの治療が行なわれます。
早期に治療しないと関節の破壊が進み、元のように回復することができなくなります。 この期間をwindow of opportunity と呼び初めの2年間くらいと考えられています。 本格的な治療はこの中ではじめられるべきです。 このように早期の治療は重要ですが、しかしとにかく早ければよいというものでもありません。
関節リウマチに対する本格的な治療は関節リウマチと診断され、その活動性があり、放置すると関節の破壊が進行してしまう可能性がある場合に行なわれます。ただリウマチ反応(RF)が陽性だからとか、手がこわばるとかだけで始める必要はありません。 少なくてもどこかの関節の腫れや圧痛(押して痛い)があることが目安です。
【情報更新】平成28年9月
リウマチ治療の歴史
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